

2012年02月のお知らせ
虫歯について | 2012.2.6(Mon) |

まず、虫歯とは歯の表面に付いた汚れ(歯垢)に存在する細菌が、口の中の糖分を栄養にして酸を産生して歯が溶かされたものをいいます。
では、細菌が酸を作り易い糖分を紹介しましょう。
スクロース(ショ糖) :一般的なお砂糖の主成分です。
グルコース(ブドウ糖):果物やハチミツに多く含まれています。
フルクトース(果糖) :果物やハチミツに多く含まれています。
これらの糖類が酸を作り易いと言われています。
逆にキシリトール等の代用甘味料は細菌が酸を作りにくいと言われています。(キシリトールが虫歯になりにくいと言われるのはこのためです。)
実際に糖分を摂取すると、その直後から細菌は酸を産生して歯垢中の酸の濃度が高くなり、約2〜3分後には歯の表面(エナメル質)が溶け始めます(脱灰と言います)。
その後、約20〜30分かけて元の濃度に戻っていき、アルカリ性に近づくと溶けた表面の修復(再石灰化と言います。)が始まります。
この再石灰化する量よりも脱灰する量が大きくなると虫歯はどんどん進行して、大きくなると考えられています。
では、脱灰する量を少なくして、再石灰化する量を大きく出来れば虫歯にはなりにくいと思いませんか?
(※脱灰と再石灰化のお話は次回にさせて頂きます。)
拙い文章ですがお読み頂きありがとうございました。

コラムについて。 | 2012.2.3(Fri) |

歯科の病気や治療法、予防法などについて、解り易くお話しさせて
頂こうと思います。
当コラムが、皆様の『歯科医院選び』に少しでもお役に立てば幸いです。
※当コラムは歯科医学的見地に基づいた、院長個人の考えです。
そのため、当コラムで紹介した治療法や予防法が他の歯科医院で推奨されていない事もありますので、ご承知下さい。

